アントニオ・ノチェリーノ
Antonio Nocerino

早くからユヴェントスが保有する期待の若手選手として注目され、年代別のイタリア代表でも活躍。2005年のU-20ワールドユース、2007年のU-21欧州選手権、2008年の北京五輪など数多くの大会に参加し、さらに2007年10月には親善試合の南アフリカ戦でアッズーリデビューも果たしている。

労を惜しまず走り続ける姿と、見ていて気持ち良いほどのガッツ溢れるプレーに、かつてはガットゥーゾと比較されたこともある。本人は守備だけでなく攻撃面でもチームに貢献できるレベルにあると語ったように、キャリアを重ねて行くうちにゴールという結果も出すようになった。

将来はユヴェントスのバンディエラになることが夢だと口にしていたノチェリーノが、ユヴェントスで存在感を示したのは07/08シーズン。ラニエリ監督のもと右のサイドハーフやサイドバックでプレー。30試合以上に出場し確かな足跡を残したものの、シーズン終了後にユヴェントスがアマウリを補強するためのオプションとしてパレルモへ売却された。

パレルモ移籍後は3センターのインサイドハーフとして起用され、本来のポジションでコンスタントに出場出来るようになると、リヴェラーニやパストーレといった攻撃陣のスター選手を攻守両面でサポートし、チームにとって欠かすことのできないプレーヤーへと成長した。

11/12シーズンに加入したミランで、受け手としての才能と得点力が飛躍的に向上し、ワンランクスケールアップした。