エディンソン・カバーニ
Édinson Roberto Cavani Gómez

パレルモ在籍時には、当時チームの顔であったアマウリが退団した際の穴を埋めて余りある活躍を見せたウルグアイ代表ストライカー。当初アマウリの離脱によるダメージは相当だと推測されたが、“エル・マタドール”の成長がこの予想を一蹴した。

前評判は高かったものの、イタリアへ渡ってから実力を発揮しているとは言えない状況が続いていた。しかし、エースの放出により意識が変わった。

持ち味としてきたゴール前の強さに加えてアマウリを超える献身性やポストワークがプラスされ、トータルバランスに優れたFWへと進化。

08/09シーズンは14得点、09/10シーズンも13得点と、それまでのシーズンの一桁ゴールから大幅に数字を伸ばし、パレルモ攻撃陣を牽引した。

10/11シーズンにはナポリへ移籍。ヴァルテル・マッツァーリ監督の下で1トップを任されるとその才能がさらに開花。ラベッシ、ハムシークとのトリデンテはセリエAで旋風を巻き起こし、自身もセリエAに来て初めてのトリプレッタを強豪ユヴェントス戦で記録するなどゴールを量産した。

2010FIFAW杯では、フォルラン、スアレスの控えになるかと思われていたが、右サイドというポジションで新境地を開拓。GL3節ではスアレスの先制点を生みだす絶妙なクロスボールを放っている。

2013年にはイタリアを離れ巨額の移籍金でパリ・サンジェルマンへと移籍。ズラタン・イブラヒモヴィッチの存在、そしてシステムが4-3-3であることからサイドに配置される機会が多くなったものの、継続的に活躍を見せた。