カルフィン・ヨン＝ア＝ピン
Calvin Ray Jong-a-Pin

元オランダU-21代表で、2007年U-21欧州選手権の優勝メンバー。同大会の成績により出場権を獲得した北京五輪では、左サイドバックのレギュラーとして全4試合に出場。日本代表とも対戦した。

オランダ時代はセンターバックも務める守備専門の左サイドバック。攻撃に絡む能力は決して高くなく、肝心の守備面もややダーティーで粗めという選手だった。

2011年からプレーする清水エスパルスにおいては、Jリーグでのフィジカル的な優位さに加え、持ち前の戦術理解力を武器にセンターバックや左サイドバック、ボランチなど様々なポジションで出場。左足の鋭いキックにロングスローなど攻撃面での貢献度も高い。

05/06シーズンに2部のフォレンダムでデビューし、06/07シーズンよりヘーレンフェーンへ移籍。同シーズン、冬にトップチーム昇格後、先発に抜擢されるが、ウインターブレイク明けいきなりのPSV戦で一発退場。09/10シーズンにローンで移籍したフィテッセで活躍し、翌シーズン戻ったヘーレンフェーンでも1年間レギュラーとしてプレーした。

2011年夏、契約切れに伴いギリシャなどからオファーが届いていた中、清水への移籍を選択。その理由として、「フース・ヒディンクらオランダの指導者と親しいアフシン・ゴトビ監督のもとでプレーしたかった」と語った。2015シーズン限りで清水を退団した後、2016年からは町田ゼルビアでプレーしている。

スリナム系オランダ人だが、オランダでの報道によると中国系の血が混ざっている模様。若い頃はダーヴィッツ系の容姿だった。なお、婚約者も日本人とスウェーデン人のハーフ。

日本での登録名は「カルフィン ヨン ア ピン」。ユニフォームネームは2012年まで「Jong-A-Pin」だったが、2013年から愛称の「CALLA」へ変更された。