サルヴァトーレ・シリグ
Salvatore Sirigu

U-18イタリア代表から着実にステップアップを続け、2010年8月10日のコートジボワール戦でアッズーリデビューを果たしたゴールキーパー。

抜群の身体能力と反射神経で相手のシュートをことごとくセーブする。ブッフォンが代表を引退後には最もそのポジションに近いのではないかと評価されている。

なお、そのブッフォン本人も「シリグは最も俺に近いタイプだ。」とコメントしたこともあり、圧倒的な反射神経と体の丈夫さを持つ反面、やや柔軟性に欠けると言う点で共通点は多い。

自身が頭角を現すきっかけとなったクラブ、パレルモには2005年に加入。プリマヴェーラでの育成を経て06/07シーズンにはトップチームの一員となったが、この当時は第3ゴールキーパーとしての扱いで、翌07/08シーズンからの2シーズンは下部リーグで修行の時期を過ごした。

09/10シーズンに再びパレルモへ復帰するも、この当時はルビーニョという実力者がゴールマウスを守っており、第2ゴールキーパーとして再出発、コンスタントに出場機会を得るには時間を要するかに思われた。しかしチャンスはシーズン中にやって来た。

強豪ユヴェントス戦で起用されたシリグは見事無失点で試合を終え、このパフォーマンスが評価され、ルビーニョからのポジション奪取に成功。以降、パレルモの正ゴールキーパーとして君臨し続け、11/12シーズン夏にフランスの名門パリSGへのステップアップを果たした。