ジェルダン・シャキリ
Xherdan Shaqiri

ユーゴスラビア出身、アルバニア人の両親を持つコソヴォ系の選手。

子供の頃にスイスはバーゼルに移住し、バーゼルの下部組織出身へ入団。若くして頭角を現し、スイスU-17、U-18代表でのプレー経験を持つ。

“スイスのメッシ”とも呼ばれるように、アジリティー、加速力、吸いつくようなボールコントロールを武器に敵陣を切り裂くドリブルを最大の武器としているが、ピッチをかなり自由に動き回り、中央でのボールを受けてからのスルーパス、右サイドからのカットイン、左からのクロスなど、そのプレーは多彩。相手を交わしてからのシュートもモーションが小さく低く強いシュートをゴールの左右に蹴り分ける力がある。

また、プレイスキッカーとしても才もあり、12/13シーズンに加入したバイエルンでは、簡単にFKキッカーを譲らないことで有名なロッベンがキッカーを譲るほどのレベルにある。

09/10シーズンにトップデビューを果たすと、32試合4ゴールの活躍で、最優秀新人賞(Nachwuchsspieler des Jahres)を受賞。最終的にパダリーノ、シュトッカーとの争いになったが、SBもこなせるユーティリティ性を買われ、2010年ワールドカップスイス代表メンバーに滑り込んだ。EURO2012予選イングランド戦で代表初ゴールをあげる。

なお、大腿周りが60cm、ふくらはぎが41.5cmという規格外のフィジカルの持ち主でもあるが、この記録はあのロベルト・カルロスを上回る数字。

スパイクには右足にコソボ国旗と2人の兄弟の名前（ARIANITとERDIN）、左足にはスイス国旗と妹の名前（MEDINA）が刻まれている。(2015年1月インテル時代）

ルーツから言えば名前はアルバニア語の「シャチリ(シャチーリ)」が近いが、自身はスイスでの生活が長いためか「シャキリ(シャキーリ)」と発音している。
参考：https://www.youtube.com/watch?v=h1bsST1F6AI&t=10s