アドミル・メーメディ
Admir Mehmedi

ユース年代のスイス代表で活躍し、2011年6月4日イングランドとのEURO2012予選でA代表デビューしたアタッカー。

柔らかいボールタッチと体幹の強さを活かしたボールキープ、ゴール前で見せるシュートセンス、フリースペースに侵入するセンス、献身的な守備など、長所に暇はない。だが一番の武器は、優れたサッカーIQと冷静な判断力。10代の頃からベテラン顔負けの落ち着きを払い、センターフォワード、セカンドトップ、トップ下、サイドハーフとあらゆる役割を高水準でこなしてきた。

ただ、良く言えば「何でもソツなくこなせるトータルバランスに秀でたプレーヤー」だが、悪く言えば「決め手に欠ける器用貧乏プレーヤー」。不安定な決定力が改善され、PA内で怖さを発揮できるようになれば、欧州を代表するタレントへと飛躍する可能性もあるのだが・・・。

2014年W杯ではグループステージ初戦のエクアドル戦こそ、ライバルのシュトッカーにスタメンを譲ったが、後半から出場すると高いボールスキルと献身的なプレーで信頼を勝ち取り、2戦目以降は左サイドハーフのレギュラーを奪取。中央のシャカ、右サイドのシャキリらとともに4-2-3-1の2列目を形成した。