ピーター・オデムウィンギー
Osazemwinde Peter Odemwingie

ロシア人の母を持ち、旧ソ連、現ウズベキスタンのタシケント生まれのハーフでベナンで育つ。

最初に名を上げたのは2005年から所属したリール時代で、当時はとにかく常に裏に飛び出していくアタッカーであった。しかしライバルであったムシルーを追い出した後にスランプに突入し、どうしてもシュートが入らないという病に罹った。

長い時間苦しんだ末にドリブルなど他の事でチームに貢献するようにスタイルを変化させ、これが一大転機となった。ウィング、ストライカー問わずこなせナイジェリアの選手には珍しくフリーランで掻き回せる貴重な選手となり、代表にも欠かせない存在へになると、プレミアリーグ移籍後も2年連続で二桁得点をあげており得点面でも成長を見せた。

ごく希に左足でセットプレーを蹴ることがある。

アフリカネイションズカップ2004でアガホワが怪我をした隙にナイジェリア代表レギュラーに定着し、その後長くチームの主力になった。

しかし2012年に就任したスティーヴン・ケシ監督には冷遇され、長らく招集されない日々が続く。彼自身の揉め事を起こす性格、協会のプッシュへの反発などが理由だと言われていたが、2014年ワールドカップを前に再招集を受け、本大会のメンバーにも選ばれた。ボスニア・ヘルツェゴビナ戦では途中から本職でないボランチもこなし、守備面での献身性も見せた。