イスマエル・バングラ
Ismaël Bangoura

ギニア代表フォワード。ル・マン時代には松井大輔選手と両サイドを組んだことで有名。その後はディナモ・キエフ、レンヌなどで活躍。

2010年には800万ユーロでアル・ナスルに引き抜かれ、1年目は10ゴールを上げる活躍を見せたが、2年目に外国人枠の問題で弾かれるという屈辱を経験。

全く出場機会がない状態が続き、2012年アフリカネイションズカップ前にクラブに了承なく代表チームに合流したことで懲戒処分を受けたことを切っ掛けに退団。フランスに戻ってナントと4年契約を結んだ。

ところが、この移籍は後に違法（アル・ナスルとの契約が切れていないのに他のクラブと契約した）であったことが明らかに。

本人に長期の出場停止が科せられたばかりか、FCナントには1年間の補強禁止処分がかけられることに。非常に巡り合わせの悪いキャリアとなってしまった。

線が細く単純な当たりには特別強くはないが、柔軟でスピード溢れ、非常にトリッキーなドリブルで突破を図る。クロスはどこに飛んでいくか分からないが、アクロバティックなシュートはかなり枠に飛ぶ不思議な面もある。

メンタル面で強く、負けている場面などでもよく動き、ここぞという時に点がとれるストライカーだが、ドリブル突破やパスの能力もあるため、ギニア代表では左サイドを務める事が多かった。

右利きなのに、何故かニックネームは“左利き“であるとか。