クリアコス・パパドプロス
Kyriakos Papadopoulos

U-17代表のカテゴリーに属しながらU-21ギリシャ代表に飛び級するだけでなく主力選手としての評価を受けた英才。2011年6月にA代表初招集を受け、得点力の少ないチームの中で得点源としても評価されている。

いかにもギリシャ出身のディフェンダーらしく、競り合いでは桁違いの強さ見せる「無骨なストッパー」という言葉が似合う選手で、気持ちのこもったしつこいマンマークと対人戦の強さが最大の特長。

しかし、競り合いや空中戦に強いものの、足下の技術は「課題あり」と言わざるを得なく、その気持ちの強さが空回りし、審判に暴言を吐くこともあるなど、更なる飛躍のためにはあらゆる面でレベルアップに励む必要はある。

若くしてオリンピアコスのトップチームに引き上げられ、そこで注目に値するプレーを見せていたところ、10/11シーズン開幕前にシャルケが青田買い。11/12シーズンからはレギュラーとしての地位を獲得する。

2012年11月27日、ブンデスリーガのハンブルガー戦で膝を負傷しメスを入れた。出術後も膝の回復が遅れ、およそ1年後の2013年12月15日のフライブルク戦でようやくトップチームへの復帰を果たした。

内田篤人と仲が良いことでも知られる。オフシーズンを利用しブンデスリーガの観戦に訪れたMF山口螢にも陽気に絡んでいた。