ミラン・バデリ
Milan Badelj

驚異の得点能力を誇る“クロアチアン・ランパード”。

元々は攻撃的MFであったが、イヴァンコヴィッチ監督によりボランチへコンバート。このスタートポジションの変更が大きな転機となり、後ろから虎視眈々と得点機を狙い、高い決定力でゴールを奪うスタイルを構築。そのパスセンスを期待された「ポスト・モドリッチ」と評された頃もあったが、多くのサッカーファンを「まるでフランク・ランパードのようだ」と言わしめたそのプレースタイルで、09/10シーズンには、国内リーグで11得点という記録を残し、シーズン終了後には欧州のビッグクラブへの移籍も噂された。しかし、この盛り上がりの中、本人も「国外クラブへ移籍したい」と口にしてしまったことで地元サポーターからはブーイングの対象となり、一気に人気を下げた。その後、12/13シーズン開幕後にハンブルガーSVへ移籍した。

ユース代表では常連ではあったが、2010年からはA代表にも参加。モドリッチ、クラニチャル、ラキティッチなど実力者がひしめく中盤でのポジション争いには苦戦しているが、EURO2012予選のマルタ戦では代表初得点もマークした。

春頃になるとアレルギーによる喘息を発症する。