ルーカス・ビグリア
Lucas Rodrigo Biglia

中盤であればどこのポジションもソツなくこなし、気の利いたパスワークと潰しでチームを陰から支える仕事人。

足もあまり速くなく、フィジカルには恵まれていないが、豊富な運動量と巧みなボールキープからの展開力はなかなかのレベル。また、飛び道具としてロングスローも備えている。

アルヘンティノスのユース育ちで、2003年にトップチームデビュー。その後はインデペンディエンテに移りキャリアを重ね、2006年からはアンデルレヒトで欧州サッカーを経験。父の死などもあり、パフォーマンスが低下する時期もあったが、困難を見事乗り越え、キャプテンとしてもチームを支えた。

2013年夏、ラツィオと5年契約。1年目の途中からレギュラーとして定着すると、間もなくチームに欠かせない存在となった。2015-16シーズンからはキャプテンを務めている。

2005年に世界を制した、アルゼンチンU-20代表のメンバーの一人だったが、怪我で辞退したこともあり、A代表へ本格初参加となったのは2011年2月9日に行われたスイス戦まで時間がかかった。2014年のW杯準優勝メンバー。

なお、日本では、「ビッリャ」、「ビグリヤ」など、数々のカナ表記が存在するが、現地の発音に限りなく近いのは「ビグリア」。