クリスティアン・ベンテケ
Christian Benteke

底知れぬポテンシャルを秘めた、“ムペンゼの後継者”。

スピード、パワー、テクニックの三拍子を兼ね備えた潜在能力の高さは驚異的で、絶好調時には一人で打開してしまうことも。ただ、プレー精度の波、判断力の甘さは目につき、決定的なシーンを逸することも多い点は大きな課題。

スタンダールでプロデビューを飾った後、09/10シーズンにコルトライクへレンタルで加入すると、レーケンス監督から絶対的な信頼を受けて33試合に出場し14得点を記録。フェイエノールト、ル・マン、ストークらが獲得に乗り出すほど、当シーズンの活躍は欧州全土に多大なインパクトを与えた。

「まだまだスタンダールで学ぶベことがあるし、第一目標はこのクラブのエースになること」という考えで欧州移籍は遠のいたが、コルトライク時代の恩師であるレーケンスが代表監督に昇格してからは、A代表にも招集されるなど、その勢いは止まることを知らない。

2012年夏にアストン･ヴィラ入り、そのフィジカルから“新しいドログバ”と呼ばれたが、監督のランバートはその比較は公平ではない、と発言している。

ベルギー代表ではロメル・ルカクと縦関係を組むこともあり、一列下がったポジションからパスを供給する側に回ることも。