ケヴィン・デ・ブライネ
Kevin De Bruyne

ベルギーサッカー史上に残る伝説、“ヴィンツォ・シーフォ”以来の大器とも称される若き怪物。2010年8月に、その才能を高く評価しているレーケンス代表監督によって、U-19代表からA代表へ飛び級参加した。2014年W杯メンバー。

ゲントなどを経て、ゲンクの下部組織をあがり17歳でプロデビューを飾った当時から威風堂々たるプレイスタイルでベルギーサッカー界の話題を独占。同時期に注目を浴び始めていたロメウ・ルカクらと共に、“未来のレッドデビルズ”として、国内のサッカーファンから強い期待を浴びた。

その得点感覚は特筆すべきものがあり、とりわけ、ミドルレンジからのシュートの精度と威力は欧州でも既にトップクラス。チェルシーでは活躍できなかったがそれ故に、“ベルギーのランパード”というニックネームを付けるファンもいるが、最も優れた長所はプレイビジョンの広さと空間把握能力にある。トップスピードの状態であっても、常に周囲の位置取りを確認しながら、左右両足でグラウンダー、ロブ、ライナーなどあらゆる球質のボールを使い分けて味方にチャンスを供給することが可能で、相手選手にはシュート以外でも警戒心を与えられるという類稀なアビリティーを持っている。

サインで文字を書く時は左手を使う。