ハビエル・エルナンデス
Javier Hernández Balcázar

イケメンとしても注目されそうなメキシコ代表ストライカー。祖父トマス、父ハビエル・エルナンデス・グティエレスもグアダラハラでプレーしたというサッカー一家の一人。

15歳でチバス・グアダラハラとプロ契約を結び前途洋々に思われたが、ゴールを思う様にあげられず一旦はサッカーを諦めビジネスの勉強をしたという。試合前、神に祈りを捧げるのは敬虔なカトリックであることはもちろん、その時に父を交えて話し合った末に行う様になった儀式だ。

09/10シーズンに得点を量産しU-20代表から一気に2010年W杯代表に選ばれると、クラブレベルでも2010年4月にメキシコ人初となるマンチェスター・ユナイテッド移籍が決定し、10/11シーズンの年間最優秀選手に輝くなど一躍スターダムにのしあがった。

愛称は小さなエンドウという意味の“チチャリート(Chicharito)”でユニネームなども愛称にするケースもある。父も若かりし頃“チチャロ（豆）”というニックネームで彼の息子というニュアンスがある。

特別個人技があるようには見えず、身長も175cmと小柄であるがバネがあり空中戦に強く両足、頭でのゴールが得意なセンターフォワードタイプ。いわゆるペナルティエリア内でマークを外す動きや一瞬の抜けだしで得点をとる選手で、89分間消えていても一瞬の隙を見逃さない。それゆえ、少ない出場時間であってもゴールをあげられスーパーサブ的な起用をすることも多いが得点率は非常に高い。自身はロナウドを目標にしていると掲げている。

2010年ワールドカップでは本調子とは言えなかったが、フランス、アルゼンチンと強豪から2ゴールを奪った。