ロドリゴ・パラシオ
Rodrigo Sebastián Palacio

2006年W杯直前、彗星の如く現れた新星。バンフィエルドで活躍して2005年にボカ・ジュニオルスへ引き抜かれると、バシーレ監督の下で才能を伸ばし、驚きのW杯ドイツ大会のメンバー入りを果たした。またボカでは前後期合わせて3度のリーグ制覇、リベルタドーレスとスダメリカーナを一度ずつ獲得するなど輝かしい成績を収めた。

裏を取るスピードと懐の深いドリブルが魅力で、サイドでボールを受けドリブルからのシュートという形を得意とし、元アルゼンチン代表カニーヒアを髣髴させる。ただ判断力に難があり、周りを使うことが出来ないシーンも目立つ。後頭部にR・バッジョのような（無駄な）三つ編みをチョロっと伸ばしているが、好調の要因 として玄を担ぎ、切るつもりはないようだ。16歳まではサッカーとバスケをしており、天秤にかけてサッカーを選んだ。

09/10シーズンからはイタリアのジェノアへ移籍。カンピオナートでは31試合7ゴールをマークし、さらにUEFAヨーロッパリーグの舞台でも活躍した。

12/13シーズンにインテルへ移籍。プレシーズンに負った怪我で出遅れるが、復帰後は2トップの一角あるいは2列目として活躍。12月のコッパ・イタリア、エラス・ヴェローナ戦では試合中にGKのカステッラッツィが負傷退場。この時チームは交代枠を使い切っていた為、急遽パラシオがGKを務めることになったが、スーパーセーブを連発しチームの勝利に貢献した。