金 南一
Kim Nam Il

韓国代表ではキャプテンの経験もあるMF。100近い代表cap数を誇る。妻はKBSアナウンサーのキム・ボミン。

守備に定評があり、アンカー的な地味な仕事に徹することのできる選手。そのプレースタイルから若い頃から「真空掃除機」の異名を誇っている。

一方で年齢を重ねるごとに攻撃的な面でも活躍できるようになり、特に正確なパスには定評がある。2009年の11節名古屋戦では50m級のバックパスがオウンゴールになってしまったという不運に見舞われたことでも知られている。

ヴィッセル神戸時代には「ヒョン」と呼ばれていたが、これはハングルで「先輩」「兄」という意味なので、年上のチームメイトや監督からまでそう呼ばれることに戸惑っていたと話している。

2010年には2度目の欧州移籍を決断し、ロシアのトミ・トムスクに加入。グルノーブルから期限付きでやってきた日本代表の松井とも一緒にプレーした。

欧州から帰国後は仁川、全北でプレーしたが、37歳となった2015年に京都サンガと契約して再びJリーグに進出している。