ダニエル・スターリッジ
Daniel Andre Sturridge

叔父のディーンとサイモン、また従兄弟のパッカー夫妻も皆プロサッカー選手という家系に生まれたサラブレッド。マンチェスター・シティのユース時代はチームを2度FAカップの決勝に導いた。

ユース年代ではスピードを活かした、DFラインの裏に抜けるプレーを持ち味にしていたらしいが、シティやチェルシーでは広範囲に動くセカンドストライカーとしてプレー、アンチェロッティ政権下ではスーバーサブで起用された。しかし、シティやチェルシーでは若手よりも大物補強が先にある現状で、レンタル先では結果を出すが移籍元クラブへ戻ると出番がない状態。そのために2011年夏にはファーストチームでレギュラーがとれなけば出て行くと公言した。結局、リヴァプール移籍後にブレンダン・ロジャース政権下で13/14シーズンには20ゴール以上をあげてストライカーとしての地位を示した。

当人は「自分はストライカー。選べるなら、ゴールに最も近いポジションでのプレーを希望する」と語っている。前述のDFラインの裏へ抜けるプレー以外にもスピード、技術に長け特に鋭いシュートを少ないモーションから正確に蹴り分ける力を持つほか、エッジの利いた鋭い切り返しは、高い突破率を誇る。

10/11シーズン、冬の移籍市場でボルトンにレンタル移籍。1シーズン前にJ.ウィルシャーを開花させたコイル監督の下でレギュラーに定着し、デビュー戦から4試合連続でゴールを挙げるなど大活躍を見せた。

翌11/12シーズンは実力を認められ、復帰したチェルシーにそのまま残留。アネルカ、カルーなど歴戦の実力者が同ポジションに並ぶものの、柔らかなボールテクニック、自力でシュートまで持っていける力強さを武器にレギュラーポジションを掴んだ。

ちなみに、マンチェスター・シティからチェルシーへの移籍の際に、シティへの移籍金の支払いについて両クラブが裁判沙汰になった。

サッカー界切ってのオシャレとして知られ2014年の『ブリティッシュ・ファッション・アワード2014​』​の『ブリティッシュ・スタイル』部門にノミネートされた。好きなブランドはケイスリー・ヘイフォード、リック・オウエンスとのこと。