パトリス・エヴラ
Patrice Latyr Evra

セネガルにルーツを持つ世界最高峰の左サイドバック。

もともとFWだっただけあり、俊足を活かしたオーバーラップと正確なクロスによる攻撃参加が魅力。攻め上がりとパスでDFラインからゲームを動かせる。また、上背はないが空中戦にも強くポジショニングも面白いためセットプレーでのターゲット役にもなる。しかし、クロスの対応は余りうまくない。

シシリア島にあるマルサラというクラブでプロキャリアをスタート。モンツァ、ニースを経て、2002年に加入したモナコでフランスを代表するサイドバックに成長した。マンUではかつての守備の不安を解消し、06/07、08/09、09/10と三度PFAベストイレブンに選ばれている。

2010年W杯ではレ・ブルーのキャプテンに任命されたが、練習ボイコットを主導しチーム崩壊の一因となってしまった。

2012年2月にリヴァプールのスアレスに握手を拒否されたことから人種差別問題にまで発展した。