ダレン・フレッチャー
Darren Barr Fletcher

今まで幾多の若手選手を潰してきた「○○2世」という悪魔の肩書きを打ち破り、叩き上げでマンチェスター・ユナイテッドのレギュラーをつかんだMF。

ウィングとしてはスピードに欠け、正確なクロスと豊富な運動量を武器にするというプレースタイルで、周囲がベッカム2世と呼んだのも無理はなかったが、期待に反してスター揃いのチームで出場機会は少なく、途中出場かカップ戦要員としての起用が主だった。それでも一切文句を言わず常に安定したプレーを見せる彼に寄せたファーガソン監督の信頼は厚く、ついに08/09シーズン、レギュラーの座が与えられると、正確なパス、スタミナを生かした走りこみに加え、周囲を活かす戦術眼で、翌09/10シーズンにはベストイレブンに選出された。

スコットランド代表では2009年11月以来キャプテンを務めた。

2011年12月に潰瘍性大腸炎で長期療養を発表した。一生治ることはない病気で約2年復帰までにかかったが、2014年冬頃より復帰し変わらぬ姿を見せている。

2015年2月にWBAへ移籍、その一週間後のデビュー戦・バーンリー戦でいきなりキャプテンとしてプレーした。