アデム・リャイッチ
Adem Ljajić

パルチザンのユースが輩出した俊英。スピードに乗ったドリブルにより相手守備陣を切り裂くドリブラー。イマジネーションに富み、トリッキーなプレーやプレースキックも得意とする。

代表経験はユース年代から豊富で、U-17からU-21まで順調にキャリアを重ねると、2010年11月17日のハンガリー戦でA代表デビューも果たした。

パルチザンのトップチームに昇格してすぐに頭角を現し、2シーズンで38試合9ゴールの成績を残す。“パルチザンのカカー”の異名をとり、この活躍は主要クラブの目に留まり、2009年1月にはマンチェスター・ユナイテッドがリャイッチ獲得の報道が流れた。しかし2009年12月、マンチェスター・ユナイテッドは1年間リャイッチのプレーを観察した結果、契約を結ばないとの結論を出し話は流れた。

それからおよそ1ヶ月後、冬のメルカートでフィオレンティーナが獲得。途中からの加入となった09/10シーズンは9試合の出場に留まる。しかし10/11シーズンは、ヨヴェティッチがプレシーズン中に負傷、ムトゥがクラブとピッチ外で問題を起こすなどの要因が重なりチャンスが回って来た。

2012年、ミハイロヴィッチ監督時代には、個人的な理由により国歌を歌わなかったということがあり、A代表から外されていたことがある。