シュテファン・リヒトシュタイナー
Stephan Lichtsteiner

有名なラツィアーレのコメンテイター、グイード･デ･アンジェリス氏によって「フォレストガンプ」の愛称が与えられた、脚力自慢の右サイドバック。元々MFであったが、どちらかというと攻撃よりも守備に強みを持つほか、時折サネッティのように相手を避けるようにスルスルとドリブルで抜いていく。守備的＆ドリブル突破という相反するアビリティーを持つ稀有な選手といって良いだろう。ピッチ上で熱くなりやすい性格のため退場が多かったが、カウンセリングを受けて改善した。

2007年頃からスイス代表にも定着し、EURO2008では全3試合に先発出場（チームはグループステージで敗退）。大会後に同じスイス代表でウェストハムへ移籍したベーラミの代役としてラツィオへ加入した。

11/12シーズン夏にユヴェントスへ加入すると、無尽蔵のスタミナでアップダウンを繰り返し攻守に貢献。それまで弱点であったユヴェントスの右サイドはストロングポイントとなった。チームの新司令塔ピルロとは抜群の相性で、開幕後チームで最初のゴールを挙げるなど、相手にとって危険なエリアへと何度も侵入した。またコンテ政権下では、試合中のメンバーチェンジに伴い3バックの右ストッパーを任されることもあった。

EURO2016本大会ではスイス代表のキャプテンを務めた。