バカリ・サニャ
Bacary Sagna

世界でも屈指のトータルバランスを誇る、フランス代表ライトバック。

攻守両面で存在感を放ち、攻撃ではスピードを活かしてサイドを抉り、守備手は粘着力のあるマーキングで1vs1に力を発揮。不安定極まりないクロス精度を抜きにすれば、その実力は右サイドバック部門においては世界最高峰と言える。

オセール・ユースからトップチームデビューをした頃は、ストライカーの選手であったが、サイドバックにコンバートされるとたった3年で「フランスリーグ最高のライトバック」という評価を確固たるものにする。

その後、2007年夏に加入したアーセナルでは、エブエを控えに追いやり右サイドを完全に掌握。抜群の走力を活かしたオーバーラップでサイドアタックに厚みをもたらし、プレミアリーグにおいてもリーグトップクラスの評価を得ている。

ちなみに、サニャのドレッドヘアは、実は地毛ではなくエクステンション（付け毛）。これには、ある試合でサニャは父親と賭け事をし、その試合で得点できたらエクステンションを付けると約束。実際に2得点を挙げたためドレッドヘアになったという経緯がある。