フランシス・コクラン
Francis Coquelin

クロード・マケレレにも例えられる気鋭の守備的MF。

最も評価されているのが運動量とタックルの技術で、瞬発力を活かして相手の懐に飛び込み、果敢にボールを奪っては味方に繋ぐ。また、パスの出し手としてもユースレベルでは優秀で、トップではまだミスが目立つものの、積極的にボールを散らしていこうという意欲は見える。またミドルシュートを狙う意識もある。

フランス2部のラヴァルでプレーしていたところをジユ・グリマンディ（アーセナルのフランス担当スカウト）に注目され、2008年にアーセナルに加入。すぐに活躍の場を与えられることはなかったが、2009年にはフランス代表の主力としてU-19EUROを制覇したことで知名度を再上昇させ、10/11シーズンからはロリアンの誘いを受けてローン形式でリーグ1を戦場に選んだ。

その後もアーセナルではレンタル続きだったが、2014年12月に負傷者の続出で急遽ローン先に2部チャールトンから呼び戻されると、アンカーに定着。年末のウェストハム戦でアーセナルでおよそ2年ぶりとなる先発出場から90分間プレーし勝利に貢献し、「プレミアリーグでは長い間先発がなかった。でも、チャールトンへのローンは自分にとってとてもいいことで、大いに自分の助けとなったと思う。多くの試合を経験できたし、それについてチャールトンに感謝したい」と語った。

チーム復帰後は守備を引き締める圧巻のプレーを見せており、アンリやラムジーからも絶賛されるほど。特に後者は「トップの守備的MFになれる」と褒めちぎった。