ミリヴォイェ・ノヴァコヴィッチ
Milivoje Novakovič

スロベニア代表史上初となるW杯出場に大きく貢献した、長身ストライカー。

スピード、足元の技術、シュートの正確性に優れたストライカーらしいストライカー。自らスペースへ飛び込むことは少なく、味方が動き回って空けたスペースを上手く使いポジショニングの良さで仕事をする。

また、ポストワークの巧さやキープ力もあることから、前線での起点役を期待され、2010年W杯のプレーオフの時のようにトップ下で起用されることも。

長くオーストリアやブルガリアなど欧州の中小リーグを中心にプレーしていたが、06/07シーズンに、ドイツ国内リーグ2部に降格したばかりのケルンへ移籍。07/08シーズンには2部ながら20ゴールの大台を築いて1部昇格に寄与すると、翌季には（当時の）監督クリストフ・ダウムにキャプテンに指名され、自身も16得点を記録するなど1部残留の立役者となった。だが、09/10シーズンに監督に就任したズヴォニミール・ソルドによってキャプテンを剥奪。これによって勢いを削がれたのか、得点も一桁に止まった。

2012年8月、大宮アルディージャへローン移籍。コンサドーレ札幌戦で大宮史上初となるハットトリック（J1で）を決めるもシーズントータルでは5得点。爆発的な得点力とはいかなかったが、抜群のキープ力は健在で、前線でのタメなど貢献度は高い。