ステュワート・ダウニング
Stewart Downing

近年多くの逸材を送り出しているミドルズブラ・ユースの中でも最高傑作と呼ぶにふさわしい左ウィンガー。地元出身で生粋のボロ・サポーターの彼は2002年4月に17歳でトップデビュー。2003年、経験を積むためにサンダランドにレンタル移籍。フリオ・アルカと組んだ左サイドのコンビで活躍し、イングランド代表が長年抱える『左サイドの弱さ』を解消する逸材と期待されるようになる。

ミドルズブラに復帰すると2004/05シーズンからレギュラーをつかみ、左足からの正確なクロスと縦を突破するスピードで本格的に注目を集めるようになる。A代表には2005年にデビューし、ドイツW杯にも出場。

2005年から2007年にかけて伸び悩み、クラブでの地位は盤石ながら代表ではなかなかレギュラーを奪えない時期が続いたが、2007/08シーズンに大きく成長。それまではスピードがありながらもドリブルのパフォーマンスが安定せず、ともすればクロスだけの存在になりがちだったが、突破力を向上させ、中央に入ってのチャンスメイクも行うようになった。

カペッロ政権のイングランド代表でも素晴らしいプレーを見せており、カペッロに「監督に就任して最も印象深かったのはダウニングだ」と言わしめている。左利きには珍しく右足でも強力なシュートを放つことができる。  http://www.middlesbrough.vitalfootball.co.uk/article.asp?a=112159