キ・ソンヨン
Ki Sung Yueng

そのプレースタイルから“コリアン・ジェラード”として“キラード”の愛称で親しまれる韓国代表の中心選手。

かつてはマンチェスター・ユナイテッドも獲得に動いたといわれる。中高時代にオーストラリアへサッカー留学したため、韓国の高卒資格を持っておらず兵役義務はない。オーストラリアのジョン・ポール・カレッジでは“デイヴィッド”と呼ばれていたという。帰国後FCソウルへ入団し、2009年にセルティックへと移籍した。

若くして韓国代表の中心選手となり、U-20ワールドカップ、2008年北京五輪、A代表では2010W杯、2011アジアカップと大きな大会にはほとんど出場している。2011アジアカップ準決勝日本戦でサルの真似をするゴールパフォーマンスを披露し、日本に対する人種差別として話題を呼んだ。

187cmという長身ながら繊細なドリブルテクニックを持ち、鮮やかなボールキープを行う技術型。ミドルレンジから正確なパスを前に通すことを得意としており、ミドルシュートも兼ね備える選手でフリーキックも脅威。

中盤なら前目でも後ろ目でもこなすが、前だと少しボールを持ちすぎる感があり、あまり後ろだとドリブルの上手さを生かしきれず、アンカーではマーキングや空中戦の弱さが目立ち、かといってサイドはスピードがないので厳しい…と、能力は高いものの、縦パス以外を期待すると少し使い方が難しいところもある選手でもある。

2013年に女優のハン・ヘジンと結婚。