ジャック・ロドウェル
Jack Christian Rodwell

15歳の時にはマンU、チェルシー、リヴァプールが獲得に動いたともいわれ、「リオ・ファーディナンド2世」とも称された逸材。

屈強なフィジカルを活かした、迫力のあるプレースタイルが特徴とするが、（ほぼ両利きとも言っても過言ではない）両足を駆使したパスワークには正確性があり、チャンス時には自らドリブル突破も可能。センターバックから攻撃的ミッドフィルダーまでソツなくこなす万能性や落ち着き払ったボール捌きはスケールの大きさを感じさせる。だが、とにもかくにも怪我多く、さらなる飛躍が期待された10/11シーズンも開幕直後に足首を負傷し、大事な時期を逸した。

生粋のエヴァトニアンで、2007年に自身が少年時代から憧れていたクラブのユースチームに加入すると、15歳でリザーブチームへ参加。翌年には16歳と284日という、クラブ史上最も若い年齢で欧州戦への参加も果たした。07/08シーズンの最終戦にて、ティム・ケイヒルに代わって途中出場し、プレミアリーグ・デビューを飾ると、同月にはクラブとプロ契約を締結。09/10シーズンにはレギュラーポジションを掴み、瞬く間に“トフィーズ”の中心選手としての地位を確立した。

代表レベルでは、U-16時代からイングランドのユース代表に名を連ねるだけではなく、キャプテンにも就任。その後順調にカテゴリーを上げ、2009年のU-21EUROにも主力選手として出場した。

ちなみに、叔父はかつてブラックバーンなどでプレーしたトニー・ロドウェル。