ロベルト・レヴァンドフスキ
Robert Lewandowski

ポーランド国内で「その名を欧州全土に轟かすだろう」と若き頃から期待されてきた大器。

周囲を活かす術を知りつつも、その特性は古典的なストライカーを想起させる「ゴール製造機」で、PA内での圧倒的な強さと冷静なゴールハンティング能力を備えており、その得点パターンは枚挙に暇がない。

味方からのクロスボールに対する動き出しの鋭さでのワンタッチゴール、ボール軌道を読んだ正確な入り込みでのヘディング、トラップからの素早く大胆な反転シュートだけでなく、両足共に高いミート力をも備えており、シュートレンジも広い。

また、母国では生粋のストライカーとして扱われてきたが、10/11シーズンに移籍したドルトムントでは香川の故障に伴い、トップ下も経験。チャンスメーカーとしての能力には物足りなさが残ったが、バイタルエリアでの崩しや起点としては合格点を与えられる結果を残した。その後、11/12シーズンにはルーカス・バリオスの負傷によってセンターフォワードのポジションを確保すると、眠っていた得点能力を大爆発させ、一躍ブンデスリーガトップクラスの点取り屋に。ゴール意欲が増したことで「より相手に恐怖心を与えるストライカー」へ成長した。

ドルトムントのエースとして君臨し、チームの連覇に大きく貢献。12/13シーズンのCL準決勝レアル・マドリー戦では、1試合4得点と大爆発するなど世界トップクラスのストライカーとして認知されている。

バレーボール選手だった母からはバレーボールを、柔道家でかつてはフットボーラーでもあった亡父クシシュトフさんからは柔道とボクシング、そしてフットボールの薫陶を受けたという。ちなみに、夫人のアナさんも空手家である。

なんでも父親クシシュトフさんは大会のために海外へ行くことが多くその際自らの名前の発音（Krzysztof）に悩まされることがあったことから、息子にはロベルトという（読み易い？）名前をつけたそう。

日本ではなぜか「レバニラ」の愛称で知られている。