マイカー・リチャーズ
Micah Lincoln Richards

05/06シーズン、一気に台頭したダイナミックな若手DF。

爆発的な身体能力を誇り、前に出てのパスカットやスペースのカバーが得意。体がやわらかく、かつバネがあり、無理な態勢からでも体をねじこんでクリアする。上背はあまりないが、ジャンプ力があり体も強いため空中戦もお手の物。A代表デビュー戦ではロッベンを90分間抑え込んだ。

たまにカウンターからドリブルで突進するなど攻撃好きな面も見せるが、ボールタッチは固く、パスもうまくない。特に長いボールを蹴るのを苦手としている。

予測・判断に難があり、SBとの間にボールを入れられると混乱することが多い。凡ミスも多く、まだまだDF技術は向上の余地あり。代表監督がカペッロになってからは、A代表からU-21代表に降格している。

マンCにアラブ資本が入った08/09シーズン以降はサバレタにレギュラーの座を脅かされ、一時は交換要員として移籍の噂も絶えなかった。しかし10/11シーズンから攻撃性能を伸ばすと、右サイドバックの定位置を確保。続く11/12シーズンは圧倒的な運動量とスピードに加え、シルバやミルナーのサポートもあり、攻撃的なサイドバックとしての能力を開花させた。

クロスや組み立てはまだ不器用だが、判断・技術ともに向上しつつある。鋭いグラウンダーのクロスでアシストを決める場面も。