ショーン・ライト＝フィリップス
Shaun Cameron Wright-Phillips

アーセナルの伝説的ストライカー、イアン・ライトを義理の父に持つ小柄なウィンガー。爆発的な加速力と俊敏な身のこなしで相手をぶっちぎり、右サイドからチャンスを作り出す。また強力なミドルをワンステップで撃つことができ、04/05シーズンにはリーグ戦で10得点をあげている。小柄なだけあって狭いスペースでのプレーがうまく、チェルシー、マンCではトップ下としても好プレーを見せている。一方でボールスキルは繊細さに欠け、クロスも当たり外れの波が大きい。

　「背が小さすぎる」という理由でノッティンガム・フォレストのユースから放出されたが、マンチェスター・シティの監督だったジョー・ロイルに拾われ、そこから才能が開花。ケヴィン・キーガンの下では右のウィングバックに起用され、チームの2度の昇格に貢献。自身もチームの最優秀若手選手賞に4シーズン連続で輝いている。

2005年にはチェルシーに加入。しかしここではレギュラーをつかむことができず、フォームを崩してドイツW杯のメンバー入りを逃してしまった。2008年夏にシティに復帰。最初のシーズンはレギュラーだったが、R.マンチーニが監督に就任からは控えに回ることが多く、2011/12シーズンにはQPRへ移籍を果たした。

イギリスでは任天堂の『マリオストライカーズ チャージド』のイメージキャラクターに父親とともに起用されている。