コロ・トゥレ
Kolo Habib Touré

コートジヴォワール人にとっての世界への登竜門、ギユー・アカデミーの卒業生。同校の最高傑作と評されており、スピード、高さ、守備技術を兼ね備え、多少のミスがあってもあっという間にカバーしてしまうセンターバック。アーセナルでのトレーニングのアーセナルでピッチ外のトレーニングの記録によれば、スピードはティエリ・アンリより速かったという。

中盤の選手として育ってきたものの、03/04シーズンにヴェンゲル監督にセンターバックにコンバートされ、アーセナルの無敗優勝の原動力となる活躍で底知れない才能を世界に知らしめた。

2009年にアーセナルを退団したあとはマンチェスター・シティに移籍。初年度はレギュラーとして活躍したものの、2011年に薬物検査で陽性になり6ヶ月もの出場停止処分を受けるなどして存在感が希薄になってしまった。そのため一時は「もう終わった選手」と言われたものの、契約が切れた2013年にリヴァプールへ移籍すると貫禄のプレーを見せ、健在をアピールした。

兄弟もサッカー選手であり、同代表のヤヤ・トゥレは実弟。もう一人の弟のイブラヒム・トゥレもプロ選手であるが、代表経験はない。

敬虔なイスラム教徒としても知られており、ラマダン月には断食を行っている。

2014年ワールドカップにも『自分にとって最後のチャンス』とFIFAのインタビューで宣言して出場するも、グループステージで敗退。さらに大会中には上述の弟イブラヒム・トゥレが逝去するという悲しい事件もあった。