ダヴィド・アラバ
David Olatukunbo Alaba

オーストリア代表史上最年少の17歳と112日でA代表デビューを飾った、類まれな才能を持つMF。

スピードに代表されるフィジカルとテクニックに優れるというだけでなく、その高い能力を多様なポジションで生かすことができるインテリジェンスを備えた選手。左足の正確かつ強烈なキックも持ち味。

元々の定位置は中盤の左サイドやセンターだったが、ルイス・ファン・ハール政権下のバイエルン・ミュンヘンで左サイドバックとして起用され、クラブでの主戦場に。代表でもサイドバックに入ることはあるが、EURO2012予選以降、主にMFとして使われている。

自身はセスクのような役割を希望しているとのことで、また子供の頃からアーセナルのファンだという。なお、08/09シーズンにはバイエルンのU-11チームでコーチ補佐のような役割もこなしていた。

ナイジェリア人の父とフィリピン人の母を持ちウィーンで生まれ、代表はオーストリアを選択。父はラッパー、母はミス・フィリピンの候補にも選ばれた看護師であるという。

U-17およびU-21オーストリア代表経験を持ち、2009年10月のフランス戦でA代表デビュー。U-21オーストリア代表監督としてアラバを指導した元オーストリア代表MFのアンドレアス・ヘルツォークは、「オーストリアサッカーにおける宝石であり神の恵みである」と非常に高い評価を下している。

本人によれば名前は「ダヴィド」ではなく英語読みの「デイヴィッド」が正解。