メンスル・ムイジャ
Mensur Mujdža

2010年、クロアチアからボスニアヘルツェゴビナへの鞍替えを決断した右サイドのスペシャリスト。

抜群のスピードを活かしたオーバーラップを特長とするが、技術やクロス精度も及第点以上のレベルにあり、サイドバックだけではなくもう一つ前のポジションでも活躍を期待できる。また、決して攻撃一辺倒ではなく、対人戦の強さ、攻守の切り替え、鋭いチェックにも光るものがあり、守備面も不安がない。

若き日をクロアチアのザグレブで過ごし、NKザグレブに所属していた時代にはクロアチアU-21代表としても活躍した。だが、フライブルクに移籍を果たし、ステータスを向上させたものの、クロアチアのフル代表から声は掛からず、ボスニア代表監督スシッチによる“鞍替え”の勧めに乗る形で、2010年5月に自身のルーツであるボスニアヘルツェゴビナの代表となる道を選択し、同年8月のカタール戦でA代表デビュー。その後は右サイドバックのレギュラーとしてコンスタントに出場機会を掴み、EURO2012の予選などを戦った。

兄ヤスミン(Jasmin Mujdža)もボスニア代表プレイヤーで韓国でもプレー経験がある。