ジャーメイン・デフォー
Jermain Colin Defoe

かつてベッカムの妹の交際で話題になったストライカー。

高さはないが、一瞬の加速力と細かいテクニックを持ち、シュートも強烈。とくにアジリティの高さは驚異的で、好調時なら一人でDFを振り回して点を決めてしまえる。
　
少年時代はジョン・テリー、レドリー・キングらともに地元のセンラブFCでプレーし、その後チャールトンのユースに加入。しかし17歳のときウェストハム・ユースに移籍し、そこでプロデビューを果たした。U21代表のエースを務め、レンタル先のボーンマスで31試合19得点をあげるなど豊かな才能を示していたデフォーだが、2003年にウェストハムが降格するとその日のうちに移籍リクエストを提出。ファンの怒りを買っている。
　
このエピソードが示すように上昇志向が非常に強く、控えに回されるのが我慢できないタイプ。トッテナムでは同じく小柄なロビー・キーンがいたために半レギュラーのような形しかプレーできず、メンバー入りが確実とみられたドイツW杯では最後の最後でウォルコットにその座を奪われる屈辱を経験。ベルバトフの加入もあって出番はさらに減少し、07/08シーズンの冬にかつての師ハリー・レドナップを慕ってポーツマスに移籍。いきなり得点を量産し、嗅覚が衰えていないことを証明した。