ジャクソン・マルティネス
Jackson Arley Martínez Valencia

人間離れしたフィジカルを誇るコロンビア代表のストライカー。2014年のブラジルW杯のメンバー。フットボール界屈指のフィジカル・モンスター。

非常にがっちりとした筋肉を持つストライカーで、パワフルかつスピードもあり、ボール扱いも巧みである。PKでは伝家の宝刀パネンカを見せるなど高い決定率を持ち、アイデアにも優れている。公称185cmだが、跳躍力はすさまじく高さでも相手を圧倒できる。また、アクロバティックなシュートもお手の物で超人的なバネを感じさせる。欠点は細かいところで雑さが垣間見えるところだが、対峙する相手にとってはいるだけで威圧感を感じるような厄介極まりない選手。

12/13シーズンにはFCポルトに引き抜かれて欧州上陸。開幕戦でいきなりスタメン出場を飾り、ゴールを量産。結果だけではなくアクロバティックな場面を多く作り出し、ポルトファンの記憶にも名を残した。ポルトでは出場70試合で50ゴール（1試合平均0.71）に到達するなどリーグにおいて比類ないストライカーであることをまざまざと見せつけている。なお、彼の前任者であるファルカオは64試合で50ゴールに到達している。

20代中頃にして挑んだヨーロッパサッカーによって大きく成長できたと自身で語っている。また、ポルトでは絶対的な存在ながらもコロンビア代表にはFWに実力者も多くペケルマンが1トップを敷いているため出番は限られているが、監督の決定をリスペクトしているとも述べている。その代表では同国最高のスター選手であるファルカオが1トップで起用されるため、右サイドでもプレーする。

2014年のブラジルW杯にむけては、「（バルデラマらを擁した）1994年以上のタレントが揃っている」と自信を覗かせている。

ちなみに、タチアナ・カイセドさんとの間に息子、Josuéくんをもうけている。タチアナさんはコロンビアのメデジンにあるボリバリアナ大学のサイコロジスト（2012年時点）だそう。すぐにイングランドのフットボールでプレーするだろうからという彼女の勧め？でジャクソンは英語の授業をとっているとか。

ニックネームは“Cha-Cha-Cha”だそう。