ステファン・デ・フライ
Stefan de Vrij

マリオ・ベーン監督に見出され、17歳でエールディヴィジ・デビューを飾った英才。

デビュー当時はやや華奢な右サイドバックで、スピードはそれほどなく、個人での打開力などもないが、守備の際のポジショニングを気に掛け、周囲との連携で活きるタイプ。粘り強く食らい付く守備と長身ながら足元もまずまず。クロスに鋭さはないが、稀に良いボールを蹴ることがある。

ベーン監督からは守備面でのボール扱いを評価されているが、同時に「とてもスマートなプレーをするが、もっとでしゃばっても良い」と消極性を指摘されている。また、オランダU-19代表では同じフェイエ・ユースのブルーノ・マルティンス・インディとセンターバックを組んでおり、本人も将来的にはセンターバックでのプレーを希望していた。

実際にその後、マルティンス・インディとともにセンターバックとして一本立ちし、オランダ代表にも定着。2014年のW杯後に移籍したラツィオではクレバーなプレーで1年目から守備の中心選手として地位を確立している。