ピーター・クラウチ
Peter James Crouch

トッテナム・ユースでキャリアをスタートさせるが、トップチームでは出番がなく2000年に放出された。この頃は2mの身長を活かしきれず、10代のクラウチのプレーを見たアーセナルのヴェンゲル監督は「背が高すぎて気の毒に感じてしまった。バスケをやるべきだと思ったくらいだよ」と後に語っている。

移籍したQPR、ポーツマスで活躍し、U-21欧州選手権でもゴールをあげてプレミアリーグのチームから注目を浴びるようになる。ポーツマスでは当時川口選手と同僚でスカパー！の放映ではフロフと呼んでいた事もある。尚、川口選手はクラウチ選手は練習嫌いだったと語っている。その後、04/05のサウザンプトンで27試合12得点とブレイクすると、2005年5月には代表にも選出された。チームの降格に伴ってリヴァプールに移籍、当初はスランプに陥ったものの要所でチームを救うゴールを決めている。
　
細身の身体が示すようにぶつかり合いにはさほど強くないが、長い脚を使ったポストプレーとヘディングで前線の起点となる。アクロバティックなプレーを得意としており、普段のぎこちない動きからは想像できない華麗なオーバーヘッドを何度も決めている。また、ゴールパフォーマンスでは「ロボットダンス」が有名。
　
出場機会を求め、2007年夏にポーツマスに移籍。6年ぶりの復帰となった。

2011年2月末にドバイ合宿の際にノルウェー人客室乗務員と浮気のためホテルに泊まろうとしたが偽名を使ったことでセキュリティともめたことがばれた。これはカタールの法律では実刑もありえる犯罪であり物議をかもし出した。