セルジュ・オーリエ
Serge Aurier

名門ランスユース期待の若手。2009年1月のカップ戦で17歳にしてデビューを飾る。元々はストライカーだったのだが、トップデビューはサイドハーフ、そしてリーグ戦デビューは右サイドバックで起用されることとなった。

爆発的なスピードを持ち、ジャンプ力にも長けた選手で、技術もそこそこのものを持つ。周囲との連携、オーバーラップのタイミングの悪さ、判断力などが欠点であったが、試合に出場する中で徐々に経験を積み克服していった。ミドルシュートが得意で、職人とは言えないが鋭い高速クロスもなかなかのもの。

2012-13シーズンにはトゥールーズで怪我人の多さから一時期センターバックにコンバートされた。また、次年度にはチームが3バックを導入したことで、ストッパーとウイングバックという2つの役割を代わる代わる担当し幅を広げた。

フランス国内では有名な選手ではあったが、彼の名を上げたのは2014年ワールドカップでの活躍。日本戦では鋭いクロスで2アシストを決め、世界的にも最高レベルのサイドバックとして評価を得るに至った。

その当時はアーセナルが彼の獲得を狙っていたと言われているが、最終的にはパリ・サンジェルマンへのレンタル移籍を選択している。

2015-16シーズンにはグレゴリー・ファン・デル・ヴィールのポジションを完全に奪い取ったが、2月にペリスコープ（動画共有アプリ）で「ローラン・ブラン監督はズラタン・イブラヒモビッチの○○を咥えてるホモ」「サルヴァトーレ・シリグは終わった奴」など様々な放談を投稿してしまい、チームから謹慎処分を受けることになった。