西川 周作
Shusaku Nishikawa

大分トリニータの下部組織が生んだ“近代GKの最高傑作”。

GKとしては決して恵まれた体格ではないが、鋭い反応とキャッチング＆パンチングの判断能力、前へ飛び出すスピードにも優れている。特に足元の技術と左足のキックの正確性はフィールドプレイヤー顔負けのレベルを誇り、相手に詰められた状況でも全く動じることなく長短のパスを味方へ繋ぐことが出来る。

デビュー当時には“日本のチラベル”としてフリーキック担当案が浮上したほどで、近代的なポゼッションスタイルのフットボールを最後方から支えている。

弱点は体格的なハンデもあるが空中戦の弱さ。特にハイボールの際に足に重心がかかってしまう競り合いをしており負けやすいこと。

GKからボールをしっかり繋ぐミハイロ・ペトロヴィッチ体制の広島に移籍して以降、Jリーグでは盤石の地位を確立。森保一体制ではリーグ2連覇に大きく貢献したが、2014年に柏木、槙野、森脇に続いて浦和レッズへ移籍した。

日本代表にはU-18時代から招集され、2005年のワールドユース、2008年の北京五輪で守護神を務めた。ザッケローニ体制では常時招集され2014年W杯のメンバー入りも果たしたが、基本的には川島の2番手で出番は限られている。