山口 智
Satoshi Yamaguchi

イビチャ・オシム時代には日本代表に招集された経験もある総合能力の高いセンターバック。

これと言った大きな武器はないが、的確なポジショニングと高いボール奪取能力で人にボールにも強さを発揮し、コーチング、ヘディングの巧さ、フィード能力もJトップクラス。

また、ガンバ大阪ではサイドバック、ジェフ市原ではボランチを経験したこともあるように、守備的なポジションであればどこでもこなすユーティリティー性を備えている。

高校生の時に故郷である高知県を離れて千葉に移住。ジェフユナイテッド市原ユースに入団し、1996年3月20日に行われた京都パープルサンガ戦にて、（当時）Jリーグ史上初となる高校生Jリーガー（17歳354日、当時最年少記録）としてプロデビュー。2年目からはレギュラーポジションを獲得し、2000シーズンまでプレーした。

2001年にガンバへ貸し出され、次年度に完全移籍。シジクレイ、宮本らと鉄壁のDFラインを形成し、2006年からはゲームキャプテンに就任。3年連続でJリーグベストイレブンにも選出され、2009年にはJリーグ史上4人目となるリーグ通算400試合出場を果たした。

その後、J1昇格を狙うチームの守備の要として期待される形で2012年に古巣であるジェフユナイテッド千葉・市原に移籍。まさにいぶし銀のプレーでチームを支え続けた。2015年に京都サンガへ移籍している。