内田 篤人
Atsuto Uchida

日本代表不動の攻撃的ライトバック。

清水東高校入学時はサイドハーフだったが、高三時にサイドバックに転向し、それが大成長のきっかけとなる。

卒業後は鹿島アントラーズに加入。それまで右サイドバックのレギュラーとして君臨していた名良橋晃が負傷したことによって空いたポジションをリーグ開幕戦から掴んだ。高卒ルーキーでありながら決して物怖じしない冷静なプレーで大活躍を果たした。

高卒ルーキーながら開幕スタメンに起用されたのはクラブ史上初で、しかもフル出場を果たした。本人の中でも2、3年してから試合に出させてもらえればと考えていたという。

守備技術はまだまだであったが、縦へ抜けるスピードと1対1の強さについて監督アウトゥオリから高い評価を受けて、瞬く間に鹿島でレギュラーに定着し、2008年には日本代表にも選出。クラブ、代表の両チームで不動の地位を築いた。

2010年W杯では、南アフリカの環境に最後まで慣れることが出来ず、大会直前に駒野にポジションを奪われるなど、苦杯をなめるが、大会閉幕後にはシャルケに移籍。日本代表のレギュラーも再奪取と挽回している。

フェリクス・マガトが「ボールを受け取った時に最前線の動きまで確認できるサイドバックはそういない」と攻撃センスを評価するように、その攻撃力は欧州でも十分に通用するレベルにあり、課題であったフィジカル面やクロス精度も向上中。

2015年7月27日放送の「やべっちFC」で、CLで対戦したレアル・マドリーのMFイスコについて、「マジ神」だと語り絶賛。