阿部 勇樹
Yuki Abe

フィジカル勝負に自信を持ち、圧倒的な対人能力の強さと冷静な判断力が際立つ、日本を代表するディフェンシブプレイヤー。

若き日は、高精度の右足を活かし、攻撃面でも活躍する選手であったが、プレイスタイルを工夫していき、守備職人へと変身した。

だが、10代の時から高評価を与えられていたプレイスキックの精度は未だに錆付いておらず、通常時は他のキッカーに任すものの、忘れた頃に登場し、格好良く決めて見せる。

また、16歳と333日という、（当時の）J1最年少出場記録保持者でもある。

2010年のワールドカップ直前にアンカーとして先発に抜擢され、チームのベスト16進出に貢献。その後、イングランドはレスターへの移籍を果たし、2012シーズンからは浦和レッズでプレー。ミシャ政権下では守備面だけではなく、後方からのロングパス、ミドルシュート、PAエリア内への飛び出しなど、攻守両面においてチームに欠かすことのできない心臓として活躍。

ちなみに、過去に苦手とするタイプを聞かれた際に「マルキーニョス、坂田、岡崎のような動きで駆け引きを挑んでくる個性を持っているプレーヤー」と語っている。