石川 直宏
Naohiro Ishikawa

積極的なドリブルチャレンジと鋭いカットインからのシュートで観衆を湧かせる、“シューティング・スター”。

元々はトップ下の選手で技巧派と言えるタイプではなかったが、日々の鍛錬によって独力でマーカーを振り切られる抜群のスピードと力強さを手に入れることに成功し、ウィンガーとして大成。

その後は、ドリブルでサイドを切り崩すだけでなく、カットインからのシュートやアーリークロスなど、相手に読まれにくい多彩な攻撃パターンを取得。また、様々な場面に応じて使い分けるキックの種類も豊富であり、クロス成功率も高い。

日本代表でもレギュラーを期待される実力がありながら、2005年に全治八ヶ月となる右膝前十字靭帯損傷及び右膝外側半月板損傷の大怪我を経験。復帰後はフルに試合を出場をすることは多くなく、そのスピードにかげりを見えた時期もあったが、いい意味でプレースタイルの幅を広げクロス、セットプレー、中への切れ込みなどクラシカルなウイング色だけでなく攻撃の万能戦士へと成長。2009年にはベストイレブン、2011年には天皇杯優勝を勝ち取った。