林 卓人
Takuto Hayashi

声を張り上げつつ魂を感じさせるセービングでゴールマウスを守る守護神。至近距離でのシュートへの反応は国内屈指のレベル。

基本技術もしっかりしており、ハイボール処理やプレーの安定感も抜群。さらには、チームの攻撃のスイッチとなり得るハイレベルなディストリビューション能力を備えており、パントキックの精度と飛距離はJ1でもトップクラスで、相手ペナルティエリア近辺まで飛ばしたこともある。

2011シーズンはベガルタ仙台の躍進を最高峰で支え、チームはJ1最小失点を記録。ベストイレブンこそ逃したが、その優れたパフォーマンスは、ベストイレブンに輝いた楢崎選手が「当然、林君と思った」と語ったほど。尚、優秀選手には同僚のDF鎌田らと輝き、仙台初の優秀選手受賞となった。

ちなみに、アテネ五輪出場を賭けたアジア予選ではレギュラーだったが、本戦では負傷もあって出場は叶わず。その後、2012年にA代表に呼ばれたが、日の丸を再び着けるまでに8年を要した。

2014年、浦和へ移籍した西川の後釜として広島に復帰。