野沢 拓也
Takuya Nozawa

J最高クラスのボールコントロール能力を備える“ファンタジスタ”。

鹿島アントラーズに加入した当初は攻撃的MFだったが、2005シーズンにFWとして起用されると、アレックス・ミネイロとのコンビでゴールを量産。トップ下だけでなくFWとしても才もあることを証明した。

監督がオリヴェイラになってからは本職の攻撃的MFに戻り、鹿島の攻撃を牽引。周囲が「まさに“吸いつくような”トラップ」と唸るボールコントロールと想像力豊かなプレイで観衆を魅了した。2010年のW杯終了後に新たに日本代表監督なった“ザッケローニJAPAN”での代表入りも期待されるパフォーマンスを見せた。

その後、2012年に、ユース時代から慣れ親しんだクラブである鹿島を離れてヴィッセル神戸に加入。「まさか」の移籍決定に動揺した多くのサポーターたちに、「悩みに悩んで移籍を決断しましたが、これからの人生は、さらにプレッシャーや不安でいっばいです。良くも悪くも、遠まわりしてもいい、それが糧となり財産にもなり、僕の人生は常にそうだったと思います。新天地ではアントラーズの素晴らしさを伝えつつ、もう一度チームの為に努力し、汗をかき、戦います。長く 険しい道のりだけど、それらを力にかえて覚悟をもって戦います」とメッセージを残して別れを告げた。