山岸 範宏
Norihiro Yamagishi

浦和出身で、努力を惜しまないプロの鑑のような選手のため、浦和レッズの選手やサポーターからの支持が厚い守護神。

埼玉県立の熊谷高校から中京大学を経て、2001年に浦和レッズへ入団。浦和がリーグ優勝（2006年）やACL制覇（2007年）を成し遂げた時期、都築龍太と激しいポジション争いを繰り広げていたことで知られ、2006年には当時のイビチャ・オシム監督によって日本代表にも選出されている（※代表での試合出場は無し）。

2010シーズンにはリーグ戦全試合出場を果たしたが、翌2011シーズン、加藤順大にポジションを奪われると、3年後の2014シーズンには日本代表の西川周作が加入。ベンチにも入れない日々が続いたため、2014年6月、清水健太が右ひざ半月板損傷で離脱したモンテディオ山形への期限付き移籍を決断する。

山形ではすぐにレギュラーを奪取。さらにキャプテンにも任命され、後半戦の好調でプレーオフに進出したチームを牽引すると、ジュビロ磐田とのJ1昇格プレーオフ準決勝では好セーブを見せただけでなく、後半アディショナルタイムにコーナーキックを頭で合わせて劇的な決勝点。これで勢いに乗ったチームは、決勝でもジェフ千葉を相手に1-0の完封勝利を収め、4年ぶりのJ1復帰を果たしている。シーズン終了後、浦和から完全移籍。

2013年3月9日、浦和駅西口伊勢丹浦和店前に52基目のレリーフとして山岸の手形が加えられている。