羽生 直剛
Naotake Hanyu

筑波大学出身、スタミナをベースに特に攻撃面で力を発揮するアタッカー。

縦横無尽にピッチを駆け回り、あらゆるエリアに顔を出してチームを支える姿勢が評価を受けやすいが、ここぞとばかりに挑むドリブルとシュートの正確性も攻撃的なMFとしてはJトップクラス。また、謙虚で選手に思われがちだが、内なる心の強さがあり、2011シーズン序盤の富山戦では途中から出場して決勝点を記録。終了後のインタビューには、チームが不振を極める中、自身も先発出場に恵まれない悔しさを抱えていたことを吐露し、「22番はここにいるっことを見せたかった。次の試合もでたい。できれば最初から」 と涙を見せながら熱い気持ちを見せた。

無駄走りを苦にしない強さと確かな技術は、ジェフ時代の師であるイヴィツァ・オシム監督から信頼を集め、同監督が日本代表監督に就任してからは日本代表にも参加。2006年に代表デビューを果たすと、翌年のアジアカップのメンバー入りにも成功。途中出場ながら全試合でピッチへ立ったが、3位決定戦の韓国との一戦ではPK戦で最後のキッカーとなり苦汁を嘗めることに。