三浦 知良
Kazuyoshi Miura

Jリーグの創世記を牽引し、今もなお日本サッカー界の顔で在り続ける“KINGカズ”。

中学卒業後に「ブラジルでプロサッカー選手になる」という夢を果たすために単身でブラジルへ渡り、サントスなどで活躍。1990年に読売サッカークラブ（後のヴェルディ川崎）へ移籍するために帰国すると、ラモス、ビスマルク、柱谷、武田、北澤らと同クラブの黄金時代を築き上げた。

ピッチ内外での様々な話題を提供することもあり、そのライフスタイルも派手に思われがちだが、常日頃から第一線で活躍し続けるために節制しており、その異常なまでのストイックな姿勢は若手選手の手本となっている。

1998年のフランスW杯直前で代表メンバーから外れるという屈辱を味わったこともあり、40歳を過ぎても「W杯出場」という夢を追う“永遠のサッカー小僧”。

2013年11月3日に行われたJ2第39節の松本山雅戦で、自身が持つJリーグ最年長ゴール記録を「46歳8ヶ月8日」に更新、2015年4月5日のジュビロ磐田戦で「48歳1ヶ月10日」、V･ファーレン長崎戦で「48歳1ヶ月24日」とさらに更新した。

2012年1月、スポットでFリーグに参戦し、エスポラーダ北海道の選手として府中アスレティックとの試合に出場すると、同年の秋には日本代表としてフットサルW杯に出場。これに関しては賛否両論があったが、カズ自身もそれを承知した上で、競技フットサルの認知度アップと地位向上のため出場を決めた。

フットサルで「悲願のW杯出場」という表現には違和感を覚えており、「フットサルのW杯も素晴らしい大会だが、サッカーのW杯とは違う」と語っている。