中町 公祐
Kosuke Nakamachi

“二度のJリーグデビュー”を経験している異色のキャリアの持ち主。

運動量があり、足元のテクニック、パスの水準も高い。セットプレーも担当することがあり、精度の高いボールを安定して供給するミッドフィルダー。

ジュニアユース時代はFC前橋でキャプテンを務めるも、学業優先をして欲しいとする親の考えもあり、高崎高校という進学校でプレー。だが、ここでスカウトの目に止まると、「中田以来の衝撃」というタレこみで湘南ベルマーレに入団。当時、早稲田大学などへ進学する道もあったが、慶應大学のAO入試に合格して、「サッカー選手と大学生の2足の草鞋を履く」プレーヤーとなった。

その後、湘南ベルマーレを2007年に解雇されて“片方の草鞋”を失うが、2010年にはアビスパ福岡に加入して再びJリーガーの道へ。10ゴールを記録するなど、アビスパのJ1昇格に貢献した。だが、翌季はキャプテンを任されたものの怪我なども影響して24試合の出場に留まり、チームもJ2降格。2012年より横浜F・マリノスでプレーする。

2013シーズン、富澤清太郎のダブルボランチはリーグでも屈指の機能性を見せ、チームの2位躍進に貢献。翌シーズンにはチームの選手会長に就任した。

一度大学へ行くことでプロの有難味を感じており、インタビューでも非常にしっかりとした受け答えをし、負けた試合で涙を流すなど熱いハートの持ち主だ。