永田 充
Mitsuru Nagata

トルシエJAPAN時代からたまに日本代表に選出されては選手生命に関わるような右膝の大怪我を何度も繰り返し、その才能に見合ったパフォーマンスを見せる機会が少なかったが、そのクレバーな守備とセンス溢れるフィードは数少ない和製リベロとして非常に面白い存在である。

リハビリ中に下半身強化に努めたことで、今では筋トレの鬼となった。その結果、瞬発力が飛躍的に向上し、負傷前に比べて出足の鋭さが増した印象もある。センターバックであるがヘディングは意外と苦手であるらしい。

＜2011年アジアカップ＞
本大会23人のメンバーには選出されなかったが、選ばれていた岩政大樹(鹿島)が右足を負傷しており、登録変更の可能性があったためにカタールまで帯同。締切期限直前、岩政ではなく左足首捻挫で離脱した槙野智章(ケルン)に代わってメンバー入りを果たした。

ミシャ監督からは「永田はフランツ・ベッケンバウアーのようだ」と称されたが、本人曰く「あまり動かないからそう呼ばれているらしい。もっと運動量を高めて動けという意味かと」と捉えている。